環境保護団体グリーンピース・ジャパンのメンバーが、青森市の運送会社から鯨肉を持ち去った事件で、建造物侵入と窃盗の罪に問われた同団体の佐藤潤一(33)、鈴木徹(43)両被告の初公判が15日、青森地裁(小川賢司裁判長)であった。
被告側は、調査捕鯨船乗組員らの鯨肉横領容疑を告発するための正当行為だったなどとして、無罪を主張した。
起訴状によると、佐藤被告らは2008年4月、西濃運輸青森支店に侵入し、段ボール箱に入った鯨肉約23.1キロ(時価5万8900円相当)を盗んだとされる。
鯨肉は、調査捕鯨船乗組員が北海道の自宅あてに送ったものだった。
グリーンピース側は、鯨肉を不正に持ち帰ったとして、業務上横領容疑で乗組員らを東京地検に告発。同地検は08年6月、嫌疑なしで不起訴処分とした。グリーンピース側は今月、検察審査会に審査申立書を提出している。
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